日本美術サウンドアーカイヴ──柴田雅子《AFFECT-GREEN Performance》1976年

日本美術サウンドアーカイヴは柴田雅子が1976年に発表した《AFFECT-GREEN Performance》の再演を企画し、その映像を制作しました。柴田は美術館の床に緑色の帯を描いた《AFFECT-GREEN》(1973年)で「アフェクトグリーン」シリーズを開始し、70年代を通じて…

Off Site On Siteーーギャラリー/フリー・スペース Off Site(2000-2005)の活動と同時代のシーンを振り返る

scool.jp 2000年、東京・代々木にOff Site(オフサイト)というギャラリー/フリー・スペースがオープンした。即興音楽で新たな試みを行っていたミュージシャンが数多く演奏する場として知られるようになるが、2005年にその活動を終止する。「ONKYO」という…

日本美術サウンドアーカイヴ──雅子+尚嘉《SEA FOR FLOOR》1972年 彦坂尚嘉による再演と展開

次回の日本美術サウンドアーカイヴは、雅子+尚嘉が1972年に上演した《SEA FOR FLOOR》の彦坂尚嘉様による再演を開催します(柴田雅子様の回は来年予定)。2019年11月16日(土)16:00-19:00、会場は3331 Arts Chiyoda。詳細はウェブサイトをご覧ください。入…

堀浩哉「リーディング・アフェア」 CDアルバム

日本美術サウンドアーカイヴとオメガポイントが共同制作したCD、堀浩哉「Reading-Affair」がリリースされました。70年代パフォーマンス作品のオリジナル録音集です。金子智太郎によるテキスト(日本語・英語)付き。通常版は限定150部、堀浩哉によるドローイ…

「日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《THE CAESAREAN OPERATION》1973年」記録

7月21日に開催した「日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《THE CAESAREAN OPERATION》1973年」の展示、テキスト、エディションの情報をサイトで公開しました。テキストはリーフレットの文章を全文掲載しています。エディションもオンラインショップで購入…

「ポスト・インプロヴィゼーションの地平を探る」Vol.1〜12 まとめ

アートワーク:内田涼 今週土曜のトークイベント「ポスト・インプロヴィゼーションの地平を振り返る――即興音楽を語る言葉をめぐって」の前に、細田成嗣さんが2018年5月から開催してきた「ポスト・インプロヴィゼーションの地平を探る」についてまとめておき…

日本美術サウンドアーカイヴ──新里陽一《帝王切開》1973年

日本美術サウンドアーカイヴの展覧会を2019年7月21日に開催します。今回は新里陽一様が1973年に発表した《帝王切開》の資料他を展示します。会場は外神田の3331 Arts Chiyodaです。 今回は1日のみの開催となり、前半と後半に分かれています。13時からの前半…

ポスト・インプロヴィゼーションの地平を振り返る――即興音楽を語る言葉をめぐって(ゲスト:福島恵一)

アートワーク:内田涼 細田成嗣と金子智太郎によるレクチャー・イベントの第3回は、細田が開催してきたライブ&トーク・イベント「ポスト・インプロヴィゼーションの地平を探る」の録音を振り返るいわばメタ・トーク。ゲストは音楽評論家、福島恵一!細田は…

サウンド×フェミニズム×ジェンダー×アクティビズム ロンドン芸術大学と東京藝術大学の共同主催イベントの研究/作品発表の公募

イメージ:Franziska Barczyk 「女性たちははっきりと言う」 (C) Barczyk 2018 提供:アーティスト SGFA東京とは 2019年10月4日(金)、5日(土)に東京藝術大学大学美術館陳列館で、リサーチイベントSGFA(サウンド::ジェンダー::フェミニズム::アクティビ…

「過去の音が問うもの──「日本美術サウンドアーカイヴ」の問題意識」

京都のWebマガジンAMeeTに、日本美術サウンドアーカイヴについての記事を載せていただきました。企画のアプローチに関わる問題意識について書いています。 www.ameet.jp サイトには他にもアーカイヴ・再制作関連記事が多く、それぞれの考えかたの違いも比べ…

日本美術サウンドアーカイヴ関連記事/サイト更新

Artscapeに石谷治寛様、畠中実様との鼎談記事を掲載していただきました。「メディアから考えるアートの残し方」をテーマに、僕は日本美術サウンドアーカイヴについて話しています。 artscape.jp 日本美術サウンドアーカイヴのサイトをいろいろと更新しました…

日本美術サウンドアーカイヴサイト公開/展覧会のご案内

日本美術サウンドアーカイヴのウェブサイトを公開しました。これまでのプログラムや制作物の記録をまとめています。ぜひご覧ください。日本美術サウンドアーカイヴ 日本美術サウンドアーカイヴの次回の展覧会は、今井祝雄様の作品を取りあげます。会期は来年…

10月~11月のイベント参加

10月から11月にかけて、いくつかのイベントに参加します。講師、研究発表、トークゲスト、企画協力と役割はまちまち。ひとつめと3つめはサウンドアート関連、2つめと4つめは聴覚文化関連です。お時間ありましたら会場で会いましょう。 連続フォーラム「アー…

オーディオユニオン録音コンテスト入選作品集

サイトに「オーディオユニオン録音コンテスト入選作品集」のページをつくりました。収録された作品をyoutubeに公開していきます。https://tomotarokaneko.com/projects/aurc/ 1970年代、テープレコーダーによってさまざまな音を録音することを楽しむ趣味が「…

日本美術サウンドアーカイヴ 2018年1月7日〜4月14日 資料展

サイトに「日本美術サウンドアーカイヴ 2018年1月7日〜4月14日 資料展」の情報を公開しました。https://tomotarokaneko.com/projects/jasa/20180107_0414/ 日本美術サウンドアーカイヴ 2018年1月7日〜4月14日 資料展会期 2018年6月25日(月)〜6月29日(金)…

翻訳 D・カニングハム「集合体 中島吏英のサウンド・オブジェ」

中島吏英さんの作品集『おとになるーー30個のオブジェと10分の音』(トゥルーリング、2018年)が出版されました。収録されている論考、デイヴィッド・カニングハム「集合体ーー中島吏英のサウンド・オブジェ」を翻訳しました。『おとになるーー30個のオブジ…

『表象12』掲載論文

今月出版された『表象12』に論文「環境芸術以後の日本美術における音響技術ーー一九七〇年代前半の美共闘世代を中心に」を掲載していただきました。昨年夏に書いたものですが、日本美術サウンドアーカイヴとも重なる内容です。英文要旨の日本語訳はこちら。 …

日本美術サウンドアーカイヴ関連音源の販売

日本美術サウンドアーカイヴは現在、記録をまとめたサイトを作成中です。次回の企画はまだ未定ですが、現在でも関連音源は入手できます。 Great White Light「Great White Light」LP 大西清自、カワスミカズオ、塩谷光吉、浜田剛爾からなるグループ、Great W…

4月の日本美術サウンドアーカイヴ

次の日曜から南青山Art & Space ここからにて「日本美術サウンドアーカイヴ──和田守弘《認識に於ける方法序説 No.l SELF・MUSICAL》1973年」を開催します。 和田守弘《認識に於ける方法序説 No.l SELF・MUSICAL》 テープレコーダー 5台、スピーカー4台、Tシ…

3月の日本美術サウンドアーカイヴ 2

3月25日には三鷹SCOOLにて「日本美術サウンドアーカイヴ──渡辺哲也《CLIMAX No.1》1973年」を開催します。この作品は当時「ときわ画廊」にて6時間かけて上演されました。予約はこちら:http://scool.jp/event/20180325/ 提供:伊藤純子 撮影者不明《CLIMAX N…

3月の日本美術サウンドアーカイヴ 1

3月11日より「日本美術サウンドアーカイヴ──野村仁《音調、強度、時間を意識して、レコード(糸)を操作する》1973年」が南青山Art & Space ここからにてはじまります。今回展示する作品は、タイトルが作品のインストラクションになっている《音調、強度、時…

日本美術サウンドアーカイヴ 2, 3, 4月

明日から「日本美術サウンドアーカイヴ──高見澤文雄《柵を越えた羊の数》1974年」の開催です。会場ではリーフレットを配布、ディションを販売しています。初日夜はトークイベントを開催します。ぜひお越しください! 日本美術サウンドアーカイヴ──高見澤文雄…

日本美術サウンドアーカイヴリーフレット・次回の企画

Art & Space ここからで開催した「日本美術サウンドアーカイヴ──稲憲一郎《record》1973年」が無事終了しました。この展覧会では、稲憲一郎《record》(1973年)の再制作、稲憲一郎《immature plane 12-110》(2012年)、「精神生理学研究所」冊子をはじめと…

日本美術サウンドアーカイヴリーフレット

1月7日の「日本美術サウンドアーカイヴ――堀浩哉《Reading-Affair》1977年」へのご来場ありがとうございました。このイベントでは、堀浩哉《MEMORY-PRACTICE (Reading-Affair)》再演(出演:関真奈美、馬場省吾)と新作、堀浩哉+堀えりぜ《わたしは、だれ?―…

日本美術サウンドアーカイヴエディション・TPAM2018・活動報告

日本美術サウンドアーカイヴエディション1月と2月に開催する日本美術サウンドアーカイヴの展覧会(詳細 https://tomotarokaneko.com/projects/jasa/)では、Edition Cococaraと日本美術サウンドアーカイヴが共同制作したカセットテープのエディションを販売…

日本美術サウンドアーカイヴ告知

畠中実さん(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)と新しくプロジェクトをはじめます。音と関わる日本の美術作品を聞いていくプロジェクト「日本美術サウンドアーカイヴ」です。2018年のはじめからイベントや展示を開催し、しばらく…

「生録」研究の進捗

近年あちこちで話してきた、1970年代に流行した「生録」についての論文が今年の春に出版されました。本文をサイトに掲載しているので、ぜひご一読ください。サイトでは図版を省略していますが、PDFファイルには掲載しています。 一九七〇年代の日本における…

サイト開設、2017年度前半の活動報告

サイト開設のお知らせ業績をまとめたサイトをつくりました。https://tomotarokaneko.com/以前『アルテス』に連載した洋書レビューを全文掲載しています。このブログのプロフィールに掲載していた情報はこちらに移しました。今後ブログにはこのサイトの更新情…

「音の展開2017」・2016年度の活動報告

artscapeにレビュー「音の展開2017」が公開されました。主にこの冬の3つのコンサートについて書いています。 「音の展開2017」http://artscape.jp/focus/10132327_1635.html 下は以前artscapeに書いた関連記事です。こちらも合わせてぜひ。 「音の現在形」(…

音響文化研究会トークイベント第5回 4月23日(土)本屋B&B

昨年8月から続けてきた音響文化研究会トークイベントは次回が最終回です。第5回を下北沢の本屋B&Bで開催します。今回はジョナサン・スターン『聞こえくる過去』(インスクリプト)刊行記念イベントでもあります。 ジョナサン・スターン『聞こえくる過去』刊…