3月の日本美術サウンドアーカイヴ 1

3月11日より「日本美術サウンドアーカイヴ──野村仁《音調、強度、時間を意識して、レコード(糸)を操作する》1973年」が南青山Art & Space ここからにてはじまります。今回展示する作品は、タイトルが作品のインストラクションになっている《音調、強度、時間を意識して、レコード(糸)を操作する》と、ヴィデオ作品《Rape-Blossoms, Devil-Fish, Iron-y》(1975年)です。



©野村仁

《音調、強度、時間を意識して、レコード(糸)を操作する》
種々の糸、ピアノ線、レコードプレーヤー 制作 1973年 「現代美術 '73-'74」アート・コア・ホール(京都)1974年


この作品は東京では初めての展示になります。野村さんにはレコード作品「HEARING」シリーズや、《‘moon’ score》にはじまる「score」シリーズをふくむ「聴覚映像」と呼ばれる作品群があり、そのうちの一作品です。展示会場で配布するリーフレットにはこの「聴覚映像」についての解説を掲載します。

11日には野村仁さんのトークイベントを開催します。「聴覚映像」の詳細についてお話しいただく予定です。前回までと異なり17:00-18:30の開催となりますのでご注意ください。