生成音楽ワークショップサイト

生成音楽ワークショップのサイトができました。トップページにはこれまでこのブログに書いてきた告知、アーカイブにはこれまでの活動記録(執筆中)が掲載されています。

http://generativemusicworkshop.wordpress.com/

第2回アルヴィン・ルシエ 《細長いワイヤーの音楽》(1977)のアーカイブには動画もあるのでぜひ。



この夏の活動はワークショップ第4回「「聴く」装置としてのエオリアン・ハープ」と、フランシスコ・ロペスによる芸大公開講座「The World as Instrument」です。


黄金町バザール2011 生成音楽ワークショップ 第4回「「聴く」装置としてのエオリアン・ハープ」

生成音楽ワークショップ第4回は、エオリアン・ハープの研究を行なっている杉山紘一郎さんをお招きしての野外展示&制作ワークショップです。横浜黄金町で8月から制作期間が開始する「黄金町バザール2011」の参加作品となります。「「聴く」装置としてのエオリアン・ハープ」というタイトルは、杉山さんの論文タイトルから取らせていただきました。
http://generativemusicworkshop.wordpress.com/2011/07/12/archive4/


東京芸術大学公開講座 フランシスコ・ロペス ワークショップ「The World as Instrument」

アンビエント・リサーチ第2回で論文翻訳の許可をいただいたことをきっかけに、フランシスコ・ロペスによる芸大公開講座ワークショップが実現しました。5日間連続というインテンシブなスケジュールですが、本当にまたとない貴重な機会だと思います。
http://generativemusicworkshop.wordpress.com/2011/07/14/world-as-instrument/

冊子「Ambient Research vol.1, 2, 3」販売

2010年に3回開催したアンビエント・リサーチの冊子をすべて販売します。会場で配布したものを若干修正したバージョンです。


Ambient Research とは..
誰でも参加できるアンビエント・ミュージックについての連続研究会型イベント。毎回テーマを定め、アンビエント・ ミュージックを聴くときに参考になる国内外の参考図書、資料等を見ながら、音源を聴いていく。





「Ambient Research vol.1」 28頁

金子智太郎「アンビエントの想像力を支えるシステム」
デヴィッド・トゥープ「人間は本当に必要か:サウンド・アート、オートマタ、音響彫刻」[要約]
「人間は本当に必要か」ブックガイド
虹釡太郎「なぜアンビエントを聞くのか(連載第1回)」




「Ambient Research vol.2」 23頁

金子智太郎「聴覚的パノプティコン:フランシスコ・ロペスの「絶対具体音楽」」
フランシスコ・ロペス「エンバイラメンタル・サウンド・マター」
虹釡太郎「なぜアンビエントを聞くのか(連載第2回)」




「Ambient Research vol.3」 42頁

金子智太郎「四つのディストピア:『風の谷のナウシカ』とディストピア文化史ノート」
金子智太郎「植物としてのカセット:ドメイン・ポエティーク試論」
福島恵一「ディストピア・アンビエント論のためのノート:「空間」への転回」
虹釡太郎「ディストピアアンビエント」




「vol.1, 2」のPDFファイルは600円、コピー冊子は900円です。「vol.3」のみPDFファイルが800円、コピー冊子1100円になります。

購入希望の方は金子智太郎(tomotarokaneko@gmail.com)までメールでご連絡下さい。件名を「Ambient Research」として、本文に[氏名(フルネーム)]、[形式(PDFまたはコピー冊子)]、コピー冊子を希望の方は[購入冊数]、[住所]を記載してください。支払い方法を記載したメールを返信します。お送り戴いた情報は本冊子販売以外の目的には使いません。お問い合わせも金子まで。

これまでのアンビエント・リサーチにご予約いただき、来場の際に冊子をお渡しした方には、その回のPDFファイルを無料でお送りします。お手数ですが金子までメールにてご連絡ください。


なお、「Ambient Research vol.2」のフランシスコ・ロペスの翻訳論文は本人に直接コンタクトを取り、許可を得て販売しております。ロペスは今年10月より実験音楽サウンド・アートのアーカイブ「SONM」(http://www.sonm.es/)を設立し、運営しているそうです。まだオンライン・アーカイブは未完成のようですが、これからが本当に楽しみです。


次回のアンビエント・リサーチ第4回は来年2-3月頃を予定しております。当ブログまたは虹釜太郎さんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/toxicdragon/)での告知をお待ちください。

アンビエント・リサーチ第3回 プレイリスト

遅ればせながら、アンビエント・リサーチ第3回のプレイリストです。「ディストピアアンビエント」をテーマにどんな話をしたのかが、なんとなく伝わるでしょうか。冊子「Ambient Research vol.3」の販売はまた後日。[アーティスト, "曲名" , アルバム(発表年)]


Domaine Poétique, "Not A Dark Place", Great Meny (1987)
Domaine Poétique, "Glass Walk", Great Meny (1987)
John Hudak, Tall Grasses (1994)
Jeph Jerman, Cicuye (1993)

Derek Bailey, "Improvisation 4", Solo Guitar Volume 1 (1993, 録音は1971)
Derek Bailey with Min Tanaka, "Rain Dance Pt 2", Music And Dance (1996, 録音は1980)
Michel Doneda, Le Quan Ninh, Laurent Sassi, Marc Pichelin, "Le Bois la Nuit" Motagne Noire (1999)

Life After People (Season 1) (2009)
Life After People (Season 2) (2010)
Steven Soderbergh, Solaris (2002) ラストシーン
Andrei Tarkovsky, Solaris (1972) ラストシーン
Rene Laloux, Les Maïtres du Temps (1982)

Tetsu Saitoh, Michel Doneda, "Lettres de Rodez", Spring Road '01 (2001)
"A-2", Easter On Mount Athos: The Celebration Of The Night Before Easter (1979)

アンビエント・リサーチ第3回予告

第2回からだいぶ時間が経ってしまいましたが、アンビエント・リサーチ第3回の日時・場所が決まりました。今回はプロジェクト「マイタワークラブ」の一環として開催させていただくため、入場料は無料になります。そして、前回までお客様として来ていただいていた音楽ライターの福島恵一さんが、ゲストとして参加してくださいます!
今回のテーマは「ディストピアの音楽」です。虹釜さんの近年のレクチャーに通底していたテーマで、また福島さんもアンビエント・リサーチ第1回からこの話題に特に関心を持っていたそうです。
アンビエント・リサーチは毎回、出演者がテーマに沿った文章を書いて、それをもとに話を進めつつ、ゆっくり時間をとってさまざまな音源を聴いていくというスタイルの研究会イベントです。アンビエント・ミュージックに興味のある方、この音楽に関する情報や議論を知りたい方はぜひご来場ください。また「ディストピア」と音楽の関係に関心のある方もぜひ!
ディストピア」というテーマについては、開催日までにこのブログでもう少し説明しておきたいと思っています。虹釜さんがこれまでに書かれた冊子(「アンビエント渦」等)や、pdfでも販売している当イベント冊子『Ambient Research vol.1』(『vol.2』はまだ未刊です。少々お待ちください)の虹釜さんの文章でもふれられているテーマです。

詳細は下記をご覧ください。特に予約についてはご注意を。予約は座席ではなく、冊子の予約になります。



アンビエント・リサーチ 第3回 ディストピアの音楽


ゲスト:福島恵一
福島恵一プロフィール
プログレを振り出しにフリー・ミュージック、現代音楽、トラッド、民族音楽など辺境を探求。「アヴァン・ミュージック・ガイド」、「プログレのパースペクティヴ」、「200CD プログレッシヴ・ロック」、「ユリシーズ」等に執筆。
http://miminowakuhazushi.dtiblog.com/


主催:虹釜太郎 & 金子智太郎


日時:10月31日(日) 17:00〜20:00
場所:マイタワークラブ

http://mytowerclub.tumblr.com/ http://mytowerclub.tumblr.com/map
都営浅草線本所吾妻橋」より 徒歩5分、東武線「業平橋」より徒歩10分、東武線・銀座線「浅草駅」より 徒歩13分、東武線・京成線・半蔵門線押上駅」より徒歩20分


料金、定員:なし

会場では冊子『Ambient Research vol.3』を20冊程度配布する予定です。予約がなくても入場できますが、冊子は予約していただいた方を優先してお渡しします。

予約方法:メールにて予約を受け付けます。予約メールは tomotarokaneko@gmail.com(金子智太郎まで)宛てに、件名を「アンビエント・リサーチ第3回」として「参加者氏名(フルネーム)、参加者数、電話番号」を記入してお送り下さい。お送り戴いた情報は当イベント予約以外には使いません。問い合わせ先も tomotarokaneko@gmail.comまで。



アンビエント・リサーチとは・・

誰でも参加できる、アンビエント・ミュージックについての連続研究会型イベント。音楽関係者以外の方、学生、キュレーター、エディターの方、美術、映像、建築、医療、科学等に関心のある方、音楽に関心ない方もぜひご参加ください。アンビエント・ミュージックを聴くときに参考になる国内外の参考図書、資料等を見ながら、音源を聴いていきます。個人では限界のあるたくさんの情報へのアクセスに、周辺分野の理解に。アンビエント・ミュージックにまったく詳しくない学生の方もぜひ。



主催者プロフィール

虹釜太郎

レーベル「360°records」主宰。5時間イベント「5H」主催。BRAINZ第4期講師(HEADZ主催の連続講座「アンビエント渦」担当)。映画音楽監督として『ストロベリーショートケイクス』『憐REN』。自主冊子に「パリペキンカタログ」「アンビエント渦」「ワイプアウト日記」「Rezzine」(ばるぼら氏との共同製作)他。CDR「ウイークリー虹釜」シリーズ他。出張ハーブバー「薬草バーパリペキン」。作家・古川日出男との朗読×音響ユニット”列島を音響する”メンバー。土川藍+大城真との映像ユニット「1080°」。他に大阪市主催、大阪アーツアポリアで「アンビエント 2009」、映画美学校ゲスト講師他。

http://d.hatena.ne.jp/toxicdragon/

※イベント「5H」:ひとり5時間イベント。出演者は5時間何をやっても構わない。いままでに佐々木敦大谷能生、Mint-Lee、ばるぼら、山田民族、woodman、soundworm、陣野俊史磯部涼、カジワラトシオ、原雅明らが出演。


金子智太郎

美学、聴覚文化研究。共著に『iPhone x Music:iPhoneが予言する「いつか音楽と呼ばれるもの」』(徳井直生、永野哲久と、翔泳社、2009年)。主なプロジェクトに「Audible Realities」(2008-)、「生成音楽ワークショップ」(城一裕と、2010-)、「Abstruct Workshop Archives」(2010-)など。東京芸術大学美学研究室助手。

http://d.hatena.ne.jp/tomotarokaneko/

生成音楽ワークショップ第3回

本日(8月4日)から開催中のICCキッズ・プログラム2010で「生成音楽ワークショップ」第3回の展示を行っています(9月5日まで)。今回は第1、2回のような再演ではなく、リチャード・ラーマン「トラヴェロン・ガムロン(自転車のための音楽)」をベースにした作品、「冒険するガムラン」です。ラーマン本人からメールで翻案の許可を得ています。


ICCキッズプログラム2010:http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2010/Kidsprogram2010/index_j.html
「冒険するガムラン」:http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2010/Kidsprogram2010/Works/work02_j.html
ラーマンのサイト:http://www.sonicjourneys.com/


詳しい作品情報は当日会場で資料を配布しています。その挿絵がこちら!

生成音楽ワークショップ第2回

またしても告知がぎりぎりになってしまいましたが、26日土曜・27日日曜とInterferenze Seeds Tokyo 2010で「生成音楽ワークショップ」第2回の展示を行います。今回はアルヴィン・ルシエ「細長いワイヤーの音楽」です。

IST2010:http://ist2010.jp/
会場:神宮前VACANT http://about.n0idea.com/space/map.html

詳しい作品情報は当日会場で資料を配布します。城画伯の素晴らしいイラストはこちら!

生成音楽ワークショップ第1回

告知がぎりぎりになってしまいましたが、今週末22-23日にMake Tokyo Meeting 05で、城一裕さんと「生成音楽ワークショップ」第1回を出展します。このワークショップは生成音楽の古典的な名作を「再演」していくシリーズで、第1回はスティーブ・ライヒ「振り子の音楽」をとりあげます。

場所は大岡山の東京工業大学です。詳細は下の画像か、リンク先のフライヤーをご覧ください。出展の決定が遅れたために、Makeのパンフレットには掲載されていません(フライヤーは当日配布されるそうです)。

ライヒ「振り子の音楽」の概要は城画伯の素晴らしいイラストで一目瞭然ですね。。さらに詳しい作品情報は当日会場で資料を配布します。



Make Tokyo Meeting 05:http://www.oreilly.co.jp/mtm/05/ http://jp.makezine.com/blog/2010/05/mtm05.html
フライヤー:http://dl.dropbox.com/u/99861/gmw/gmw01-flyer.pdf



生成音楽ワークショップ第2回は6月26-27日のInterferenze Seeds Tokyo 2010に出展が決定しています。再演する作品はアルヴィン・ルシエ「細長いワイヤーの音楽」です。

IST2010:http://ist2010.jp/